競馬による借金のリスクから脱するためのガイド

競馬による借金のリスクから脱するためのガイド

競馬にハマっているとお金を多く使ってしまい気が付くと高額な借金に苦しめられていた、ということになりがちです。

 

競馬の借金から解放されるためには、競馬で借金を続けることのリスクを理解し、まずはすぐに競馬をやめることが重要です。

 

そして、競馬の借金の毎月の返済額を減らすかゼロにする手続きをすれば、返済が楽になります。具体的な手続き方法を、この記事ではガイドします。

競馬の借金でおちいりがちな罠

借金が増え続ける

競馬は賭け事の性質があり、依存性もあります。

競馬に興奮やスリルを求め、負け続けても馬券を買ってしまうという人は競馬に依存してしまっているかもしれません。次こそは勝てると借金をすることで競馬に使えるお金が増えると、借金額も増え、利息も上がり、返済も困難になります。

きちんと返済できていると思っても、支払額のほとんどが利息にあてられており元本が減らないので借金が全く減らないという状態になることもあります。

また、返済ができない場合は遅延損害金を支払う必要があり、支払が遅れるほど高くなるので返済額より高くなるということも珍しくありません。

家族が去っていく

競馬中心の生活になってしまうと、家族との時間が減り、関係が悪化していくことがあります。

借金の返済が滞っている場合、金融機関からの督促状や差し押さえ予告などの通知書が自宅も届くことで、家族は不審に思って離れていくこともあります。

競馬に興奮やスリルを求めすぎて、家族との関係を犠牲にすることは避けるべきです。

仕事がなくなる

競馬に夢中になって借金をしてしまうと、支払いが滞って金融機関から裁判を起こされ、給与が差し押さえられることがあります。

裁判所からの支払督促や仮執行宣言付支払督促が届いても支払いができない場合、給与が差し押さえられます。このような状況では職場にも直接連絡がいくため、借金をして返済できない状況がバレてしまいます。

一般的に会社はすぐに解雇することはできませんが、会社規則に「会社の品位を著しく落とす行為」に解雇する旨が記載されている場合は、解雇される可能性もあることになります。

信用がなくなる

競馬に夢中になり、借金をし続けることで、信用がなくなってしまうことがあります。これは「ブラックリスト」に登録されるためです。

ブラックリストとは、個人の収入や借り入れ履歴といった信用情報の管理をしている機関の記録に滞納・延滞といった「事故情報」が登録されることを指します。

この登録によって、競馬での借り入れができなくなり、新しいクレジットカードの作成や住宅や車のローンも組めなくなったりします。信用がなくなった場合、子どもの奨学金などの保証人にもなることができなくなります。

ブラックリストは、滞納や延滞といった事故情報が解消された後に5年~10年程度で消えますが、数年間は社会からの信用がなくなってしまいます。

公共サービスが使用不可になる

競馬でつくった借金の支払いに精一杯になり、毎月の公共料金が支払えなくなってしまうと、ガスや電気や水道などの公共サービスが使用できなくなります。

滞納してから、ガス・電気は1か月半~2か月ほど、水道は2か月〜半年以内には使えなくなってしまいます。実際に使えなくなるだけではなく、支払いに遅れると遅延利息金が上乗せされ、電気・ガスは年10%、水道は年3%、固定電話は年14.5%の支払いが遅れた日数分に料率が適用されます。

支払わなければいけない金額が増加し、遅延利息金を含んだ料金を支払うまで、公共サービスを利用することはできません。

競馬の借金を断ち切るためにできること

競馬に使っている金額を把握

競馬に現在いくら使っているか、借金は合計いくらあるかをまずは確認します。

金融機関からの借り入れがあるなら、利用明細書などで借り入れ金額と金利を確認して、利息分をいくら支払う必要があるかも知っておかなければなりません。

持ち歩くお金は必要最低限

競馬で借金をしてしまう人は、どんどんお金を費やしてしまうことから抜け出せない傾向にあります。そのため、持ち歩くお金は必要最低限にすることが大切です。

手持ちの現金や借り入れを含む、使えるお金は使える分だけ使ってしまうため、使える状況を作らないようにすることが重要です。

必要以上にお金の引き出しや借り入れができるキャッシュカードなどを持ち歩かなければ、使えない状況を造れるので、借金をしてまで使いすぎるという状況が防げます。

クレジットカードの借入可能額をなくす

クレジットカードは便利な決済手段の一つですが、借入可能額があると、使いすぎて借金をしてしまうリスクがあります。

クレジットカード会社に電話したり、インターネットでの手続きをしたりすれば借入可能額をゼロにし、借入機能を使えない状態にすることができます。

カードの裏にお問い合わせ先が記載されているので、営業時間内であればすぐに手続きが可能です。こうすることで、クレジットカードでのキャッシングやカードローン機能を利用して借金をするリスクが防げます。

キャッシュカードをデビットカードに変更

デビットカードは、カードを使って支払う際に、すぐに登録されている口座から引き落としされるカードです。

デビットカードは口座にある残高の範囲内でしか使えないため、借金をしてまでお金を使うことがなく、負担が少ないです。また、利用金額を抑えたい場合は、利用上限額を設定することも可能です。

携帯料金や光熱費などの毎月の支払いには使えませんが、口座引き落としで対応できるため、クレジットカードの使える一部のお店で使用することができ、クレジットカード同様に現金いらずの便利な生活を送ることができます。

競馬の情報を取集するアプリなどを削除

競馬に関する情報は、さまざまな媒体から情報を取得できます。特にアプリや登録している情報サイトを利用すれば情報収集は容易にできてしまうので、賭けたい馬を見つけて高い金額を賭けると借金が増えてしまいます。

アプリや情報サイトを削除して、競馬の賭けを行う際の情報収集をしないようにすることが大切です。

専門機関でカウンセリング

競馬には依存性があるので、借金が終わりかけるとこれまでの負け分を取り戻したいとまた競馬をしてしまう人は少なくありません。

特に、やめたくても辞めることができない人は、ギャンブル依存症の可能性があり、国際的な基準で認められている心の病気であり、専門的なカウンセリング治療を受けるれば競馬にのめりこんでしまうという症状は緩和される可能性があります。

日本中央競馬会(JRA)、地方競馬全国協会などが専門家協会を推奨しています。

公営競技ギャンブル依存症カウンセリングセンター

カウンセリング専用の機関で、臨床心理士がカウンセリングをおこなう日本中央競馬会(JRA)が運営しています。

営業時間

平日9:00~20:00

カウンセリング方法

電話・メール

公式HP

全国公営競技施行者連絡協議会

連絡先

0120-321-153

※事前予約が必要です

https://tms-soudan.com/gamble/

※受付から3営業日以内に返信します

JRAインフォメーションデスク

日本中央競馬会(JRA)が運営する、ギャンブル等依存症対策に関するお問い合わせ窓口です。

営業時間

平日10:00~17:00

カウンセリング方法

電話

公式HP

日本中央競馬会

電話連絡先

050-3536-0066

※非通知設定の場合は利用できません。

非通知解除をするか、電話番号の前に「186」をつけて発信してください。

※通話料がかかります。

公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会

精神科医を理事に揃え、ギャンブル依存症の当事者とギャンブル依存症を抱えた家族への支援を提供しています。

営業時間

HPに記載がありません

カウンセリング方法

電話

公式HP

公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会

電話連絡先

070-4501-9625

自助グループへの参加

専門家ではなく、競馬をはじめとしたギャンブル依存症になった本人・家族が集まって情報を分かち合い前向きに生きていくことを目指して活動をしている団体があります。

「NPO 法人全国ギャンブル依存症家族の会」や「GA 日本インフォメーションセンター」、「一般社団法人 ギャマノン日本サービスオフィス」といった団体がありそれぞれに特徴が異なります。

競馬の借金返済から脱する方法

競馬での借金が増え続けると家族や職場、社会から信用を失うことになってしまいます。

いますぐ競馬をやめ、借金の返済に注力しなければ、大切なものを失ってしまうかもしれません。借金をなるべく早く完済する方法を知り、大切なものを守りましょう。

債務整理は借金を減額かゼロにできる方法

任意整理で利息がカットできる

任意整理は裁判所を通さずに行うことができる債務整理の唯一の方法であり、借り入れをした金融機関(債権者)との話し合いによって行われます。任意整理を行うことで、遅延損害金を含む利息を全てカットし、元本のみを返済していくことができます。

任意整理を行うと取り立てや督促の連絡が止まり、返済期間を3年~5年に延ばすことで毎月の返済額を減らすことができます。任意整理をするとブラックリストに載ってしまいますが5年~10年程度で削除されるので、ブラックリストに載ることを怖がらずに返済が苦しい場合は任意整理をすべきです。

しかし、任意整理で減らせる金額は多くないので、借金の金額や返済がどれくらい可能かといった状況に応じてほかの債務整理も検討した方がよいです。

個人再生は最大90%の借金をカットできる

個人再生は、借金を大幅に減額し、車や家といった資産の処分がされない可能性も高い方法です。

遅延損害金を含む利息が全てカットできるだけでなく、借金の元本を最大で90%カットすることができます。ただし、借金額が100万円未満の場合は個人再生ができないため、その場合は任意整理を検討する必要があります。

競馬(ギャンブル)の借金も申請でき、申請後に仕事の制限はかかりません。ただし、安定した収入があることが条件で、裁判所を通さなくてはいけないため、手続きは煩雑で、認定されるまでに半年~1年程度かかってしまうこともあります。

個人再生もブラックリストに載ってしまいますが5年~10年程度で削除されて影響を受けなくなります。

借金の返済ができずに長期化している方は、利息をカットし借金額を減額できる個人再生をすぐに検討するべきです。しかし、借金額と利息をカットしても返済が難しいという方は。自己破産を検討した方がよいです。

自己破産は借金をなくすことができる

自己破産は手続きをすることで、全ての借金をなくすことができ、借金生活からすぐに解放されます。ただし、自己破産は競馬(ギャンブル)での借金の手続きはできないことがあるので、検討したい場合は弁護士や司法書士といった専門家に相談しましょう。

自己破産後は、貸金業法第21条で手続き後の激しい取り立ては禁止されているので、督促に怯えることもなく自己破産後に使えるようになる自由な収入で生活の立て直しができます。

自己破産をすると20万円以上の価値がある資産はすべて処分されますが、預貯金は20万円未満・現金は99万円以下、生活するための最低限必要な家具家電は手元に残すことができます。

自己破産をすると職を失うリスクがあると誤解されている方もいますが、自己破産が原因で解雇することはできませんので、職を失う心配はありません。しかし、士業や公務員、役員といった一部の職業は自己破産の手続き後仕事ができなくなりますので、確認が必要です。

連帯保証人がいる場合には、自己破産後に返済義務が連帯保証人にうつるので事前に話しておかなくてはいけません。

債務整理にも種類があり、どの手続きが負担が少なく借金を脱する方法になるかは人それぞれ違うので、弁護士や司法書士に相談して完済しましょう。

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